価格:
¥
2,240
(税込)
購入期間:
2022年12月07日00:00~
発売日:
2000年04月21日
※ 購入される際は、商品の内容を必ずご確認ください。
商品情報
これまで文学としてのみ扱われていた平安時代の流行歌集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の詞章に、世界の民族音楽のエッセンスを取り入れた独創的な音楽をつけて現代によみがえらせた桃山晴衣の伝説の作品です(1981年ビクターからLPで発売)。美しく楽しい夢幻世界の響き。シルクロードの世界、ペルシャの撥弦楽器セタールにまで遡る三味線の系譜、そして古代の音。この三つの柱から紡ぎ出された「生命の讃歌」を携え、桃山晴衣が日本全国百十箇所を廻ったコンサート・ツアーは大きな話題となり、新しく自由な音楽と文化を求める聴衆たちから、熱く迎えられました。「ヤポニスタン混文化王朝の幻の歌謡がよみがえる」(LP発売時のキャッチコピー)。
作曲・三味線・唄:桃山晴衣 プロデュース:中村とうよう 編曲:桃山晴衣、船川利夫(12のみ)
参加ミュージシャン:石川鷹彦(ウード 5, 9;アパラチアン・ダルシマー 10)/畦地慶司(胡弓 4, 5)/岩波 滋(笙 12)/安斎省悟(竜笛 12)/上 明彦(楽琵琶 12)/池辺五郎(羯鼓、篳篥 12)/中村とうよう(打楽器 2, 5, 8)
桃山晴衣(ももやま はるえ)(1939~2008)
1939年、東京生まれ。大叔父に長唄・吉住慈恭[四世吉住小三郎](人間国宝)を持ち、6歳から三味線を始める。
1960年、芸と文化を考える「於晴会」を結成、機関誌『桃之夭々』を発刊。桃山流を創立し家元となる。1963年より四世宮薗千寿(人間国宝)の生涯一人の内弟子となり、宮薗節の奥義を極める。
1974年家元をやめ、以降、日本の音楽の生まれた様、生きている状況を探すため、各地の子守歌、古謡、わらべ歌を訪ねる。同時に、世界の民族音楽、特に東南アジア、サハラ、イスラム、インドなどの楽器と音楽を吸収。
1980年、12世紀の流行歌謡集『梁塵秘抄』の詞章に、伝統と民族音楽のエッセンスを美しく融合させた独自の音楽を創作し、新たな音楽世界を切り拓く。翌1981年から一年半、「遊びをせんとや生まれけん──『梁塵秘抄』の世界」を歌い語る全国ツアーを展開。三味線の吟遊詩人として大きな話題を呼ぶ。
1983年以降、シルクロードに三絃の源流をたずね、日本各地の縄文遺跡踏査とともに、民俗文化や芸能を訪ね、またアイヌ音楽を学んで、歌の源流に迫る。
1986年世界的パーカッショニストの土取利行とジョイント・コンサート「夢二絃唱」を開く。また同年パリのジャン=ルイ・バロー劇場で公演。
1987年岐阜県に立光学舎(りゅうこうがくしゃ)を建設、地元の人々と新作太神楽劇を発表。
1990年、91年、ピーター・ブルック演出の演劇『テンペスト』の音楽と歌唱を担当。
1992年から94年に舞踏家、大野一雄とともに『小栗判官照手姫(おぐりはんがんてるてひめ)』の公演を5回行なう。1992年、石川鷹彦(ギター)、菊地雅志(尺八)、古田りんず(シンセサイザー)とバンド「MOMO」を結成。
1994~98年、今様浄瑠璃シリーズ『夜叉姫』、『照手姫』、『浄瑠璃姫』を発表。
1994年、パリの太陽劇団で一ヶ月、110余時間のワークショップ指導を行なう。
1995年、五木寛之・作『蓮如』(前進座)の音楽(うた)を担当。
1999年(平成11年)には、岐阜県の「織部賞」知事賞を受賞。2000年、新譜『梁塵秘抄 II』をリリース。京都・大原三千院、熊野ほかでコンサート。
2002年、ナターシャ・パリーとのコラボレーションによる『夜叉姫』パリ公演が絶賛を博す。帰国後、オリベホール(東京)で『今様浄瑠璃・夜叉姫』公演(SHM-CD『夜叉姫』として弊財団より2009年12月発売)。
2005年、岐阜のアクティブGで桃山晴衣の全仕事展「うた出づる国・美濃」開催。
2008年12月5日、逝去。
著書に、『恋ひ恋ひて・うた三絃』(筑摩書房)、『梁塵秘抄 うたの旅』(青土社)がある。
作曲・三味線・唄:桃山晴衣 プロデュース:中村とうよう 編曲:桃山晴衣、船川利夫(12のみ)
参加ミュージシャン:石川鷹彦(ウード 5, 9;アパラチアン・ダルシマー 10)/畦地慶司(胡弓 4, 5)/岩波 滋(笙 12)/安斎省悟(竜笛 12)/上 明彦(楽琵琶 12)/池辺五郎(羯鼓、篳篥 12)/中村とうよう(打楽器 2, 5, 8)
桃山晴衣(ももやま はるえ)(1939~2008)
1939年、東京生まれ。大叔父に長唄・吉住慈恭[四世吉住小三郎](人間国宝)を持ち、6歳から三味線を始める。
1960年、芸と文化を考える「於晴会」を結成、機関誌『桃之夭々』を発刊。桃山流を創立し家元となる。1963年より四世宮薗千寿(人間国宝)の生涯一人の内弟子となり、宮薗節の奥義を極める。
1974年家元をやめ、以降、日本の音楽の生まれた様、生きている状況を探すため、各地の子守歌、古謡、わらべ歌を訪ねる。同時に、世界の民族音楽、特に東南アジア、サハラ、イスラム、インドなどの楽器と音楽を吸収。
1980年、12世紀の流行歌謡集『梁塵秘抄』の詞章に、伝統と民族音楽のエッセンスを美しく融合させた独自の音楽を創作し、新たな音楽世界を切り拓く。翌1981年から一年半、「遊びをせんとや生まれけん──『梁塵秘抄』の世界」を歌い語る全国ツアーを展開。三味線の吟遊詩人として大きな話題を呼ぶ。
1983年以降、シルクロードに三絃の源流をたずね、日本各地の縄文遺跡踏査とともに、民俗文化や芸能を訪ね、またアイヌ音楽を学んで、歌の源流に迫る。
1986年世界的パーカッショニストの土取利行とジョイント・コンサート「夢二絃唱」を開く。また同年パリのジャン=ルイ・バロー劇場で公演。
1987年岐阜県に立光学舎(りゅうこうがくしゃ)を建設、地元の人々と新作太神楽劇を発表。
1990年、91年、ピーター・ブルック演出の演劇『テンペスト』の音楽と歌唱を担当。
1992年から94年に舞踏家、大野一雄とともに『小栗判官照手姫(おぐりはんがんてるてひめ)』の公演を5回行なう。1992年、石川鷹彦(ギター)、菊地雅志(尺八)、古田りんず(シンセサイザー)とバンド「MOMO」を結成。
1994~98年、今様浄瑠璃シリーズ『夜叉姫』、『照手姫』、『浄瑠璃姫』を発表。
1994年、パリの太陽劇団で一ヶ月、110余時間のワークショップ指導を行なう。
1995年、五木寛之・作『蓮如』(前進座)の音楽(うた)を担当。
1999年(平成11年)には、岐阜県の「織部賞」知事賞を受賞。2000年、新譜『梁塵秘抄 II』をリリース。京都・大原三千院、熊野ほかでコンサート。
2002年、ナターシャ・パリーとのコラボレーションによる『夜叉姫』パリ公演が絶賛を博す。帰国後、オリベホール(東京)で『今様浄瑠璃・夜叉姫』公演(SHM-CD『夜叉姫』として弊財団より2009年12月発売)。
2005年、岐阜のアクティブGで桃山晴衣の全仕事展「うた出づる国・美濃」開催。
2008年12月5日、逝去。
著書に、『恋ひ恋ひて・うた三絃』(筑摩書房)、『梁塵秘抄 うたの旅』(青土社)がある。
収録内容
音源
AAC 128/320kbps | 81.2 MB | 35:51
-
01.君が愛せし綾藺笠
1:35
-
02.舞え舞えかたつむり~居よ居よ蜻蛉よ
1:45
-
03.遊びをせんとや生まれけん
3:33
-
04.そよや、小柳によな
1:41
-
05.わが恋は、おととい見えずきのう来ず
6:11
-
06.恋しくば、疾う疾うおわせわが宿は
2:46
-
07.恋い恋いて、たまさかに逢いて寝たる夜の
2:39
-
08.からすは見る世に色黒し
3:14
-
09.わが子は十余になりぬらん
4:11
-
10.熊野へ参らんと思えども
1:12
-
11.結ぶには
2:09
-
12.仏は常に居ませども
4:50
デジタル商品の楽しみ方
本商品は、ダウンロードまたはスマートフォン向けアプリ「PlayPASS Music Player」でご利用いただけます。