安藤政輝　箏の世界

音楽家として初の学術博士、安藤政輝が奏でる箏の世界。共演者に二代野坂操壽（生田流）、人間国宝六代山勢松韻（山田流）、二代米川文子（生田流、収録曲順）を迎え、古典の名曲全3曲を収録。

安藤政輝（あんどう まさてる）プロフィール
宮城道雄・宮城喜代子・宮城数江に師事。宮城会第1回コンクール第1位。東京藝術大学大学院博士課程修了。日本で初めての音楽家による博士（学術博士）として日本音響学会、国際音響学会、音楽教育国際会議、日本音楽教育学会等において論文発表および演奏・講演等。（英）ケンブリッジ大学サマースクール、（米）アーラム大学における教授活動の他、カーネギーホール、ムジークフェライン、サラエボ国際ウインターフェスティバルにおける演奏など海外でも活動。1972年より現在までに27回のリサイタルを開催。1990年からは「宮城道雄全作品連続演奏会」を開始、継続中。2012年3月東京藝術大学教授を退任。輝箏会・箏グループかがやき主宰。

［録音］2006年1月9日、3月7日、6月9日ビクタースタジオ

［収録曲］
1　五段砧（ごだんぎぬた）
不詳（三段獅子より引用）／作曲：光崎検校
歌・箏本手：安藤政輝　箏替手：野坂操壽

2　松竹梅（しょうちくばい）
作詞不詳／作曲：三津橋勾当
歌・箏：安藤政輝　歌・三弦：山勢松韻

3　八重衣（やえごろも）
百人一首より／作曲：石川勾当／八重崎検校箏手付
歌・箏：安藤政輝　歌・三弦：米川文子