夢玄Ⅳ　戦国

歌舞伎・長唄界の第一線で活躍する奏者による創作邦楽集団〈夢玄〉が15年ぶりに復活。パンデミック後を生きる人々に向け平和と安寧のメッセージを送る。

夢玄の音楽は、三味線などの邦楽器にエレキ楽器や洋楽のリズムを取り入れるといった従来の手法を超えて、現役の一線級の邦楽演奏家ならではのオリジナルなアプローチで伝統と現代の融合を表現。新たに書き下ろされた詞章に長唄の歌唱に基づく節と囃子をつけ、そこに音楽プログラミングによる編曲を加えた独自の世界を作り上げている。今回収録される全７曲はすべて新曲で、戦国の時代をモチーフに、家族への愛や戦争の虚しさ、そして生きる喜びを歌いあげる。舞踊界で根強い人気を誇る夢玄のレパートリー「雪の大和路」「かんざし」「藍微塵」に続く舞踊名曲の誕生に期待が集まる。

【夢玄】
西暦２０００年の記念すべき年に、歌舞伎・長唄の世界で活躍する杵屋勝四郎（唄方）、杵屋勝七郎（三味線方）、望月太津三郎（囃子方）の３人が江戸の昔から伝わる音楽と今日の音楽スタイルを大胆に融合させ、現代に生きる人々と伝統音楽の架け橋になることを目指して結成した邦楽創作集団。これまでに３枚のCDアルバムをリリース。本作が４作目となる。今回新たに望月太津之（囃子方）、藤舎呂英（囃子方）、福原寛（笛方）を迎えて１５年ぶりに復活を遂げた。

［収録曲］
１　出陣（しゅつじん）
作詞・作曲：村治崇光　編曲：村治崇光・石黒裕之

２　月下の舞（げっかのまい）
作詞：かずはじめ　作曲：村治崇光　作調：藤舎呂英

３　罪科（つみとが）
作詞：たつさぶろう　作曲：村治崇光　編曲：村治崇光・石黒裕之

４　丹頂の舞（たんちょうのまい）
作詞・作曲：村治崇光　作調：藤舎呂英

５　沙羅の花（さらのはな）
作詞：たつさぶろう　作曲：村治崇光　編曲：村治崇光・石黒裕之

６　和田合戦記（わだかっせんき）
作詞：たつさぶろう　作曲：村治崇光　作調：たつさぶろう

７　JIPANG（ジパング）
作詞・作曲：村治崇光　編曲：村治崇光・石黒裕之