価格:
¥
2,139
(税込)
購入期間:
2023年04月19日00:00~
発売日:
2002年01月21日
※ 購入される際は、商品の内容を必ずご確認ください。
商品情報
津軽三味線の澤田勝秋とお囃子の木津茂理による本音の民謡集。このホットな民謡はまさしく日本のトラッド・ミュージックだ。
1.雨降り唄~越後松坂(新潟)
「雨降り唄」越後の旅芸人瞽女さんたちが、雨降りの時に三味線は置いて村々の庭先や戸口に立ち唄った門付け唄。「りんごの花」の津軽バージョンも加え、先ずは「門付け」から。「越後松坂」タイトル曲となった、古くからある越後の御祝儀唄。「つるとかめ」が舞い遊びます。
2. 田助ハイヤ(長崎)
江戸時代の北前船(南は九州、北は北海道まで物資を運んだ和船)が各地へ運んだ「ハイヤ節」シリーズの始まり。「ハイヤ」は南風(はえ)の意。長い囃子ことばがリズミカルで、和製ラップのようです。
3. 鹿児島はんや(鹿児島)
熊本の牛深港を出発した「牛深ハイヤ節」が下り船の南洋ルートを巡って鹿児島湾沿岸に伝えたのが「鹿児島はんや節」。太鼓のリズムもまさに南国。とても明るい曲です。
4. 加賀ハイヤ(石川)
「北前船」が日本海を北上し、石川県白峰地方に「加賀ハイヤ」を伝えました。本来三味線のリズムがとても面白い唄ですが、あえて太鼓と掛け声をピックアップして日本海の荒波の雰囲気をイメージしてみました。
5. 佐渡おけさ~館おけさ~選鉱場おけさ(新潟)
「ハイヤ節」が佐渡島~新潟に入り、いつの頃からか「おけさ」と呼び名が変わります。佐渡から2曲、越後より1曲のメドレーでおとどけします。佐渡の炭鉱の作業唄「選鉱場おけさ」が、佐渡の相川へ伝わり「相川おけさ」となり、さらに音階も都節音階になり洗練されて美しいメロディーとなったのが「佐渡おけさ」です。
6. おいな(新潟)
新潟の旧鵜川村の盆踊り唄。古い時代の「三階節」が元唄です。メロディーラインがどことなく中国南部の雰囲気を思わせるような、美しくゆったりとした唄です。昔はほんとうにのんびりしてたんでしょうね…。
7. 8. あいや節(青森-津軽)
「ハイヤ節」シリーズの最後です。本州最北の津軽へと渡り「あいや節」となりました。どちらも古い「あいや節」ですが、後のあいや節の方がより古く、「おけさ」の面影が三味線のフレーズにも色濃く残っていて、酒盛り唄としての原形をとどめています。前の方は現在唄われている「あいや節」にリズムなどがより近づいて、私たちの知っている津軽色が濃くなっています。いずれも北の国独特の哀調を帯びた美しいメロディーを持つ唄です。
8. 古調あいや節(青森)
9. 江差追分(北海道)
鰊(にしん)と北前船で隆盛を極めた頃の江差の宴席で、この「江差追分」は盛んに唄われていました。現在では尺八を入れて朗々と唄うスタイルが主流ですが、今回は昔の宴席に遡って三味線弾き唄いのデュエットでお届けしましょう。
10. 粉挽唄(青森-南部)
青森県の南部地方の作業唄で、古い時代の「ナニャドヤラ」という唄が元唄です。この唄も「おいな」と同じくメロディーラインに昔ながらのゆったりとした時間の流れを感じさせるものです。
11. 新保広大寺節(新潟)
「広大寺」は新潟県新保に現存する禅宗の古刹ですが、この「広大寺」でその昔起きた土地争いをめぐる和尚のスキャンダルを唄にしたものが「新保広大寺節」です。この唄を瞽女さんたちが各地で唄い歩き、江戸をはじめ全国で大ヒットしたそうです。「八木節」や「じょんがら節」など、多くの民謡の元唄となった曲としても知られています。いつの世でもスキャンダルは人気のようで…。
12. 黒石よされ(青森-津軽)
「イッチャホー」の掛け声とともに田畑の悪霊を追い払う「虫送り」の行進踊りとドッキングして生まれた青森県黒石地方の盆踊り唄です。軽快なテンポで小気味の良い唄です。今回はイントロにかなり古い「よされ節」の三味線を添えてみましたが、なんとなく「じょんがら節」に似ているようです。
13. よされ節(青森-津軽)
これも現在一般的に唄われているものよりもだいぶ古いスタイルの「よされ節」です。三味線のフレーズが心地よく、前の「黒石よされ」と同じルーツを持つということがちょっと信じられない名曲です。
14. ナニモササ(青森-津軽)
青森は北津軽郡中里町の盆踊り唄です。独特の抑揚を持ったメロディーは、3つのアカペラの曲の中で最も津軽らしさを感じます。「ナオハイ節」の兄弟曲で、どちらも男女の掛け合い「歌垣」をルーツに持ちます。
15. じょんがら節(青森-津軽)
「新保広大寺節」が津軽へと渡り、この「じょんがら節(じょんから節)」となります。広大寺節のメロディーの一部分に、瞽女さんや津軽の「坊さま」たちが詞を乗せて伝え歩いた口説節のスタイルでお聞かせします。「じょんがら節」って、実はこんなにひねって面白い歌詞だったんですね。
16. 越後松坂(新潟)
[録音]2001年9月12〜14日 ビクター山中湖スタジオにて収録
[収録曲]
1 雨降り唄〜越後松阪(あめふりうた〜えちごまつざか)
新潟県民謡
唄:木津茂理 唄・三味線:澤田勝秋
2 田助ハイヤ(たすけはいや)
長崎県民謡
唄・太鼓・囃子:木津茂理 三味線:澤田勝秋
3 鹿児島はんや(かごしまはんや)
鹿児島県民謡
唄・三味線:澤田勝秋 太鼓・囃子:木津茂理
4 加賀ハイヤ(かがはいや)
石川県民謡
唄・太鼓:木津茂理 囃子:澤田勝秋 太鼓・囃子:美鵬直三朗、山田貴之、木津貴子、熊谷大輔
5 佐渡おけさ〜館おけさ〜選鉱場おけさ(さどおけさ〜やかたおけさ〜せんこうばおけさ)
新潟県民謡
唄・太鼓:木津茂理 三味線・囃子:澤田勝秋
6 おいな
新潟県民謡
唄:木津茂理 澤田勝秋
7 古調あいや節(こちょうあいやぶし)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋
8 古調あいや節
青森県民謡
唄・三味線:木津茂理
9 江差追分(えさしおいわけ)
北海道民謡
唄・三味線:澤田勝秋 木津茂理
10 粉挽唄(こびきうた)
青森県民謡
唄:木津茂理
11 新保広大寺節(しんぼこうだいじぶし)
新潟県民謡
唄・太鼓:木津茂理 三味線:澤田勝秋
12 黒石よされ(くろいしよされ)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋 唄・太鼓:木津茂理
13 よされ節(よされぶし)
青森県民謡
唄:木津茂理 三味線:澤田勝秋
14 ナニモササ
青森県民謡
唄:澤田勝秋 囃子:木津茂理
15 津軽じょんがら節(つがるじょんがらぶし)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋
16 越後松阪(take1)
新潟県民謡
唄:木津茂理 三味線:澤田勝秋
1.雨降り唄~越後松坂(新潟)
「雨降り唄」越後の旅芸人瞽女さんたちが、雨降りの時に三味線は置いて村々の庭先や戸口に立ち唄った門付け唄。「りんごの花」の津軽バージョンも加え、先ずは「門付け」から。「越後松坂」タイトル曲となった、古くからある越後の御祝儀唄。「つるとかめ」が舞い遊びます。
2. 田助ハイヤ(長崎)
江戸時代の北前船(南は九州、北は北海道まで物資を運んだ和船)が各地へ運んだ「ハイヤ節」シリーズの始まり。「ハイヤ」は南風(はえ)の意。長い囃子ことばがリズミカルで、和製ラップのようです。
3. 鹿児島はんや(鹿児島)
熊本の牛深港を出発した「牛深ハイヤ節」が下り船の南洋ルートを巡って鹿児島湾沿岸に伝えたのが「鹿児島はんや節」。太鼓のリズムもまさに南国。とても明るい曲です。
4. 加賀ハイヤ(石川)
「北前船」が日本海を北上し、石川県白峰地方に「加賀ハイヤ」を伝えました。本来三味線のリズムがとても面白い唄ですが、あえて太鼓と掛け声をピックアップして日本海の荒波の雰囲気をイメージしてみました。
5. 佐渡おけさ~館おけさ~選鉱場おけさ(新潟)
「ハイヤ節」が佐渡島~新潟に入り、いつの頃からか「おけさ」と呼び名が変わります。佐渡から2曲、越後より1曲のメドレーでおとどけします。佐渡の炭鉱の作業唄「選鉱場おけさ」が、佐渡の相川へ伝わり「相川おけさ」となり、さらに音階も都節音階になり洗練されて美しいメロディーとなったのが「佐渡おけさ」です。
6. おいな(新潟)
新潟の旧鵜川村の盆踊り唄。古い時代の「三階節」が元唄です。メロディーラインがどことなく中国南部の雰囲気を思わせるような、美しくゆったりとした唄です。昔はほんとうにのんびりしてたんでしょうね…。
7. 8. あいや節(青森-津軽)
「ハイヤ節」シリーズの最後です。本州最北の津軽へと渡り「あいや節」となりました。どちらも古い「あいや節」ですが、後のあいや節の方がより古く、「おけさ」の面影が三味線のフレーズにも色濃く残っていて、酒盛り唄としての原形をとどめています。前の方は現在唄われている「あいや節」にリズムなどがより近づいて、私たちの知っている津軽色が濃くなっています。いずれも北の国独特の哀調を帯びた美しいメロディーを持つ唄です。
8. 古調あいや節(青森)
9. 江差追分(北海道)
鰊(にしん)と北前船で隆盛を極めた頃の江差の宴席で、この「江差追分」は盛んに唄われていました。現在では尺八を入れて朗々と唄うスタイルが主流ですが、今回は昔の宴席に遡って三味線弾き唄いのデュエットでお届けしましょう。
10. 粉挽唄(青森-南部)
青森県の南部地方の作業唄で、古い時代の「ナニャドヤラ」という唄が元唄です。この唄も「おいな」と同じくメロディーラインに昔ながらのゆったりとした時間の流れを感じさせるものです。
11. 新保広大寺節(新潟)
「広大寺」は新潟県新保に現存する禅宗の古刹ですが、この「広大寺」でその昔起きた土地争いをめぐる和尚のスキャンダルを唄にしたものが「新保広大寺節」です。この唄を瞽女さんたちが各地で唄い歩き、江戸をはじめ全国で大ヒットしたそうです。「八木節」や「じょんがら節」など、多くの民謡の元唄となった曲としても知られています。いつの世でもスキャンダルは人気のようで…。
12. 黒石よされ(青森-津軽)
「イッチャホー」の掛け声とともに田畑の悪霊を追い払う「虫送り」の行進踊りとドッキングして生まれた青森県黒石地方の盆踊り唄です。軽快なテンポで小気味の良い唄です。今回はイントロにかなり古い「よされ節」の三味線を添えてみましたが、なんとなく「じょんがら節」に似ているようです。
13. よされ節(青森-津軽)
これも現在一般的に唄われているものよりもだいぶ古いスタイルの「よされ節」です。三味線のフレーズが心地よく、前の「黒石よされ」と同じルーツを持つということがちょっと信じられない名曲です。
14. ナニモササ(青森-津軽)
青森は北津軽郡中里町の盆踊り唄です。独特の抑揚を持ったメロディーは、3つのアカペラの曲の中で最も津軽らしさを感じます。「ナオハイ節」の兄弟曲で、どちらも男女の掛け合い「歌垣」をルーツに持ちます。
15. じょんがら節(青森-津軽)
「新保広大寺節」が津軽へと渡り、この「じょんがら節(じょんから節)」となります。広大寺節のメロディーの一部分に、瞽女さんや津軽の「坊さま」たちが詞を乗せて伝え歩いた口説節のスタイルでお聞かせします。「じょんがら節」って、実はこんなにひねって面白い歌詞だったんですね。
16. 越後松坂(新潟)
[録音]2001年9月12〜14日 ビクター山中湖スタジオにて収録
[収録曲]
1 雨降り唄〜越後松阪(あめふりうた〜えちごまつざか)
新潟県民謡
唄:木津茂理 唄・三味線:澤田勝秋
2 田助ハイヤ(たすけはいや)
長崎県民謡
唄・太鼓・囃子:木津茂理 三味線:澤田勝秋
3 鹿児島はんや(かごしまはんや)
鹿児島県民謡
唄・三味線:澤田勝秋 太鼓・囃子:木津茂理
4 加賀ハイヤ(かがはいや)
石川県民謡
唄・太鼓:木津茂理 囃子:澤田勝秋 太鼓・囃子:美鵬直三朗、山田貴之、木津貴子、熊谷大輔
5 佐渡おけさ〜館おけさ〜選鉱場おけさ(さどおけさ〜やかたおけさ〜せんこうばおけさ)
新潟県民謡
唄・太鼓:木津茂理 三味線・囃子:澤田勝秋
6 おいな
新潟県民謡
唄:木津茂理 澤田勝秋
7 古調あいや節(こちょうあいやぶし)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋
8 古調あいや節
青森県民謡
唄・三味線:木津茂理
9 江差追分(えさしおいわけ)
北海道民謡
唄・三味線:澤田勝秋 木津茂理
10 粉挽唄(こびきうた)
青森県民謡
唄:木津茂理
11 新保広大寺節(しんぼこうだいじぶし)
新潟県民謡
唄・太鼓:木津茂理 三味線:澤田勝秋
12 黒石よされ(くろいしよされ)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋 唄・太鼓:木津茂理
13 よされ節(よされぶし)
青森県民謡
唄:木津茂理 三味線:澤田勝秋
14 ナニモササ
青森県民謡
唄:澤田勝秋 囃子:木津茂理
15 津軽じょんがら節(つがるじょんがらぶし)
青森県民謡
唄・三味線:澤田勝秋
16 越後松阪(take1)
新潟県民謡
唄:木津茂理 三味線:澤田勝秋
収録内容
音源
AAC 128/320kbps | 116.9 MB | 51:38
-
01.雨降り唄~越後松坂
3:15
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02.田助ハイヤ
3:19
-
03.鹿児島はんや
3:24
-
04.加賀ハイヤ
3:01
-
05.佐渡おけさ~館おけさ~選鉱場おけさ
4:08
-
06.おいな
1:12
-
07.古調あいや節1
4:06
-
08.古調あいや節2
2:30
-
09.江差追分
5:01
-
10.粉挽唄
2:16
-
11.新保広大寺節
2:36
-
12.黒石よされ
3:31
-
13.よされ節
3:49
-
14.ナニモササ
1:49
-
15.津軽じょんがら節
4:35
-
16.越後松坂(take1)
2:59
デジタル商品の楽しみ方
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