平家物語より 連琵琶 清盛、一

連琵琶によって語られる今回の壮大な抒情詩『平家物語』は、平家の栄耀栄華を決定づける平治の乱を描いた「六波羅」から始まり、「壇ノ浦」において平家が滅亡し、「大原」の物語で完結する長大なものとなります。2005年。構想から丸4年。制作に丸1年かけて創作された『連琵琶 清盛』。 これまでの伝統的な琵琶音楽は、そのほとんどが演奏者一人による弾き語りで行なわれてきました。それに対し｢連琵琶｣は、単に筑前と薩摩だけでなく、現在日本に伝承されている様々な琵琶が、この4部作を通して駆使されます。また女声と男声という組み合わせなど、日本の伝統的な琵琶をベースにしながらも、琵琶音楽史上初めての試みとなる、歴史的な４作シリーズの第１弾。 ［録音］2005年2月1〜2日ビクター山中湖スタジオ ［収録曲］ 1　祇園精舎（ぎおんしょうじゃ） （平家物語より）／作曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平／編曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平 語り・筑前琵琶：上原まり　語り・楽琵琶：須田誠舟　笛・鳴物：西川浩平 2　六波羅（ろくはら） 詞章：荘奈美／作曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平／編曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平 語り・筑前琵琶：上原まり　語り・薩摩琵琶：須田誠舟　笛・鳴物：西川浩平 3　厳島（いつくしま） 詞章：荘奈美／作曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平／編曲：上原まり、須田誠舟、西川浩平 語り・筑前琵琶：上原まり　語り・薩摩琵琶＋楽琵琶：須田誠舟　笛・鳴物：西川浩平